タバコを吸うと抜け毛が増える?タバコと抜け毛の関係について

2020.8.24

2020.8.24

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タバコは体に悪いと言われていますが、実は髪の毛にも悪影響を及ぼしています。
 
タバコを吸われる方で、抜け毛や薄毛が気になっているとしたら、それってもしかしてタバコが原因なのかもしれません。
 
なぜタバコを吸うと抜け毛が増えるのでしょうか?
 
今回はタバコで抜け毛が増える理由や、電子タバコも抜け毛に影響するのか、抜け毛ケアのポイントなど、タバコと抜け毛の関係について解説します。

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抜け毛とタバコの関係性について

タバコには多くの害がありますが、その中で抜け毛や薄毛など毛髪のトラブルに関係しているのが、「血行不良」です。
 
なぜなら、髪の毛と血行は深く関わっているからです。
 
髪の毛は、毛根にある毛母細胞が分裂を繰り返すことでつくられています。
 
そのとき必要なのが、「栄養」と「酸素」。
 
食べ物から吸収した栄養と、呼吸で取り込んだ酸素を毛根まで運んでいるのは、血液です。
 
血流が良ければ、栄養と酸素もスムーズに運ばれるので、髪を生み出し成長させることができます。
 
しかし、タバコによって血行不良になると、これらが毛根に行きわたらず「栄養不足」や「酸素不足」に陥ってしまうのです。
 
この栄養不足と酸素不足が影響して、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルが起こりやすくなるというわけです。

なぜタバコは抜け毛が増えると言われるの?

タバコを吸うことで抜け毛が増える理由は、大きく分けると3つあります。
 
1つずつ解説していきましょう。

1.血行不良

タバコに含まれる「ニコチン」には、血管収縮作用があります。
 
タバコを吸うと全身の血行が悪くなり、髪に必要な栄養や酸素の運搬が滞るため、髪の生育に支障をきたしてしまうのです。
 
その結果、髪が成長できずに細くなったり、抜け毛が増えたりするようになります。
 
そのまま放っておくと、薄毛になる可能性もあるので注意しましょう。

2.一酸化炭素による酸素不足

血液中の「ヘモグロビン」は酸素と結びつき、身体の隅々まで酸素を運んでいます。
 
ところが喫煙による一酸化炭素が体内にあると、ヘモグロビンは酸素ではなく一酸化炭素と結びついてしまうため、酸素の供給量が減少し酸素不足になります。
 
髪を作るためには栄養とともに酸素も必要不可欠ですが、酸素不足では髪の毛をうまくつくれなくなるのです。
 
そのため、次第に細くて弱い髪が増えていき、抜け毛が多くなります。

3.活性酸素の発生

タバコを吸うと、体内に多量の活性酸素が発生します。
 
活性酸素は細胞を酸化させ、老化をまねきます。
 
これは頭皮も同じで、頭皮の老化によって頭皮環境が悪くなると、抜け毛や髪質の変化などが起こりやすくなるのです。
 
また、活性酸素の除去には抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEが使われます。
 
タバコによって活性酸素が大量に発生すると、その除去にビタミンC・Eが消費されるため、これらの栄養素が不足してしまいます。
 
ビタミンCには頭皮のハリや柔軟性、髪のコシ・艶を保つ働きがあり、ビタミンEには血行促進作用がありますが、不足すると頭皮や髪の健康にも影響が出てきてしまうのです。

電子タバコでも抜け毛は増えるの?

電子タバコとは、電気によってリキッドを気化させて吸うタイプのタバコです。
 
紙巻きタバコが火によってタバコの葉を加熱してその煙を吸うのに対して、電子タバコは電気によって液体を気化させて霧状の煙を吸います。
 
電子タバコにはニコチンが含まれていないため、ニコチンによる血行不良や活性酸素の発生の心配はありません。
 
抜け毛や薄毛が気になる方は、電子タバコに変えてみるのもいいかもしれませんね。
 
電子タバコと同じように「新タバコ」と呼ばれるタバコの一種に、「アイコス(IQOS)」や「プルームテック」があります。
 
これらは電気の力で加熱する点は電子タバコと一緒ですが、タバコの葉を使っているためニコチンやタールも含まれています。
 
紙巻きタバコより有害物質の量は少ないとはいえ、全く入っていない電子タバコと違い、血行不良や活性酸素の発生の可能性があります。
 
そのため、抜け毛や薄毛につながるリスクもあるので注意してくださいね。

抜け毛対策には健康な生活が大切

「抜け毛が気になる…」そんなときは、生活習慣の見直しが必要です。
 
髪に必要な栄養を摂取できるバランスの良い食事や、質の良い睡眠、適度な運動を心がけることが大切です。
 
それと同時に、やはり健康のためには禁煙したいもの。
 
タバコによる血行不良や栄養不足、酸素不足、活性酸素による老化を解消しないまま、育毛剤などを使用しても抜け毛の改善は期待できません。
 
健やかで美しい髪は、健康な身体があって初めて実現できるのです。
 
抜け毛を予防・改善したいなら、まずはタバコをやめて、健康な身体を取り戻すところから始めてみましょう。

まとめ

タバコを吸うと抜け毛が増える可能性があります。
 
その理由は、タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるため、頭皮が血行不良になり、髪を作るために必要な栄養と酸素の運搬が滞りがちになるからです。
 
また、一酸化炭素による酸素不足や、活性酸素による老化・栄養不足も一因。
 
健康な髪を保つためには、禁煙して健康的な生活をすることが大切です。
 
電子タバコなどを上手に利用しながら、タバコによる髪や頭皮への害を解消し、抜け毛を改善していきましょう。

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