初期脱毛はAGA改善の証しって本当?AGA改善と初期脱毛の関係性について!

2020.7.28

2020.7.28

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AGAの治療を始めたら、今まで以上に抜け毛が増えてきた…。

薄毛を改善するために治療をしているのに、さらに髪が抜けてきたら誰でも不安になりますよね。

 

しかし、AGAの治療を始めると、多くの人が抜け毛の増加を経験するといいます。

 

この「初期脱毛」はAGA改善の証といわれていますが、本当なのでしょうか?

今回は、AGAの改善と初期脱毛の関係について解説します。

 

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AGA治療を始めると抜け毛が増えることも(AGAの初期脱毛)

AGAの治療を始めると抜け毛が増えることがあります。

これを「初期脱毛」と呼びます。

 

初期脱毛について説明する前に、まずは髪の毛が成長する仕組みやヘアサイクル、AGAで髪が薄くなるメカニズムなどを解説しておきましょう。

 

髪の毛の毛根部分には、毛球という膨らんだ部分があります。

この毛球の中にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪が成長します。

 

髪の毛には一定の周期があり、発毛後に髪が成長する「成長期」、毛球の成長が徐々に止まる「退行期」、毛球が退化してやがて脱毛する「休止期」という流れを繰り返しています。

 

成長期は2~6年続きますが、その後2~3週間の退行期を経て3~4ヵ月の休止期に入り、また新しい髪が生えて成長するというのが、健康な状態のヘアサイクルです。

 

しかし、AGAを発症すると成長期が数ヵ月程度に短縮され、この周期が乱れてしまいます。

そのため、通常よりも早い段階で髪が抜けてしまうのです。

では、AGAになるとなぜヘアサイクルが乱れてしまうのでしょうか?

 

これには男性ホルモンが関係しています。

 

男性ホルモンの一種「テストステロン」は、5αリダクターゼという酵素の働きによって「ジヒドロテストステロン」に変化します。

 

この「ジヒドロテストステロン」が、毛母細胞の働きを抑えてしまうため、髪の毛が成長できなくなりヘアサイクルが乱れてしまうのです。

 

AGA治療で使用される「フィナステリド」や「デュタステリド」は、5αリダクターゼに作用することで「テストステロン」が「ジヒドロテストステロン」に変化するのを阻害します。

 

これにより、抜け毛を防ぐ効果が期待できる薬です。

 

では、AGAの治療を始めると抜け毛が増えるのはなぜなのでしょうか?

 

初期脱毛は発毛剤として用いられる「ミノキシジル」を使用した場合に起こります。

 

全ての方に起こるわけではないですが、AGAの症状も薬の効果にも個人差があるので、使用してみないとわかりません。

 

「フィナステリド」や「デュタステリド」だけの使用で抜け毛が増えることはありません。

 

ミノキシジルは血行を促進し、毛根の働きを活発にして発毛を促す薬です。

 

新しい髪の毛が成長することで古い髪の毛が抜ける現象が初期脱毛です。

 

ミノキシジルを使い始めると抜け毛が増えるのは、薬の効き目の現れと考えられるのです。

 

参考: https://www.aac-nagoya.com/column/1833

 

初期脱毛で休止期の毛が抜けやすくなる

初期脱毛が起こっているときは、休止期にある髪の毛がとても抜けやすくなっている状態です。

 

発毛剤として使われる「ミノキシジル」には、短くなってしまった「成長期」を延ばし、「休止期」の髪を「成長期」に戻す働きがあります。

 

AGAを発症すると、数年あるはずの成長期が数ヵ月と短くなるため、髪の毛が十分に成長する前に抜けてしまいます。

 

細く短い髪の毛が増え、髪が軟毛化するのはそのためです。

 

また、新たな発毛も減り、休止期状態にある髪の毛が増えてしまいます。

 

AGAで薄毛になるのは、このようなヘアサイクルの乱れが原因です。

 

乱れたヘアサイクルが続くことで、さらに薄毛が進行してしまうのです。

 

ミノキシジルを使い始めると、髪の毛を作っている毛母細胞や毛乳頭細胞が活発になり、発毛が促進されます。

 

休止期にある髪の毛はすでに成長が止まり、抜け落ちるのを待つだけの状態。

 

新しい髪が成長を始めると、下から押し上げられる形になり抜けてしまいます。

 

初期脱毛が起こるのは、抜けやすい状態にある休止期の髪の毛が、新しい髪の成長に伴って抜けるからと考えられています。

ヘアサイクルがリセットされた証拠

ヘアサイクルがリセットされた証拠なので、安心してください。

 

AGA治療で抜け毛が増えるのは、乱れたヘアサイクルが通常のヘアサイクルに戻るタイミングです。

 

初期脱毛はAGAが改善に向かっている証と考えましょう。

 

また、抜け毛が増えたからとミノキシジルの使用をやめてしまう方がいるようですが、AGA治療薬は継続して使用しなければ改善につながりません。

 

AGA改善の証とはいえ、抜け毛が増えると不安に感じてしまうものですが、初期脱毛はヘアサイクルがリセットされた証拠と捉えましょう。

 

ミノキシジルなどの育毛剤は、使用を中止すると効果もなくなってしまいます。

 

初期脱毛はAGA改善の通過点と考え、抜け毛が増えたとしても薬の使用をやめないことが大切です。

 

参考:https://tokyo-agaclinic.com/column/initial-hair-loss/

 

まとめ

AGAの治療を開始すると、初期脱毛が起こることがあります。

 

初期脱毛はAGA治療薬として使用する「ミノキシジル」の作用の一つ、いわゆる好転反応のようなもの。

 

乱れたヘアサイクルがリセットされることで起こる脱毛なので、AGAの「悪化」ではなく「改善」と捉えることが大切です。

 

また、AGA治療薬は継続使用してこそ効果を発揮するものなので、初期脱毛が起こってもミノキシジルの使用を中止しないようにしましょう。

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