これってAGA?チェックリストで確認しよう!すべて当てはまったら危ない?

2020.7.28

2020.8.1

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髪の毛のハリやコシがなくなり、細く弱くなったと感じているけれど、これって本当にAGAなのか気になりますよね。

 

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結びついて、髪の毛の成長を抑制するDHT(ジヒドロテストステロン)がつくられ、髪の毛が細く弱くなって抜けてしまう脱毛症です。

 

自分では症状に気づきにくいこともAGAの特徴ですが、AGAは進行する脱毛症なので、早めの対策が大切です。

 

AGAかもと思っても、もし違ったらと病院にいくのことを躊躇しているのであれば、まずはAGAのチェックリストで自分の症状チェックをしましょう。

 

こちらでは、「もしかして、AGA?」と不安に思っている方のためのAGAのチェックリストをご紹介いたします。

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AGAチェック1.家族に薄毛の人がいる

AGAの原因は8割が遺伝によるものといわれていまが、遺伝的要因には表にあらわれやすい優性遺伝と隠れてしまう劣性遺伝があります。

 

人は誰でも常染色体というものを持っていて、男性なら「XY」、女性なら「XX」という染色体をもっています。

薄毛の主な原因となるのが、 ジヒドロテストステロン( DHT) です。

 

毛根の細胞にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)が、 DHT をキャッチすると、毛母細胞の働きを抑制し成長を妨げてしまう「TGF-β 」と言われるタンパク質を作ります。

 

「X」染色体にある「アンドロゲンレセプター」とDHTの結びつきやすさが、成長期が短くさせて、髪の毛が健康に育つ前に抜けてしまう原因になります。

 

5αリダクターゼの遺伝情報は父、母の両方から受け継ぐ優性遺伝で、アンドロゲンレセプターがDHT と結びつきやすい感度は母方から引き継ぐ劣性遺伝なのです。

 

母からもらうX染色体上に存在するアンドロゲンレセプターの遺伝情報は、女性の薄毛は分かりにくいので母方の祖父や伯父、叔父が薄毛であればAGAになる可能性は高くなります。

AGAチェック2.最近抜け毛が増えてきた

私たちの髪の毛は「成長期→退行期→休止期」と、生えては抜けるというヘアサイクルを繰り返しています。

 

AGAになると、髪の成長が妨げられて髪の毛が健康に育つ前に抜け落ちて、活動を停止して毛根が「休止期」に入ってしまうのです。

 

髪の毛は、1日に50本~100本程度自然と抜けていますが、髪を洗ったときにたくさんの抜け毛が排水溝に溜まったり、抜け毛が枕にたくさんついている場合は注意が必要です。

AGAチェック3.髪の毛が弱くなってきた

髪の毛が細く弱くなってきたと感じたら、AGAの初期症状かもしれません。

 

AGAだからといって必ず髪の毛が柔らかく細くなってしまうわけではないのですが、AGAの初期症状の特徴のひとつです。

 

男性ホルモンである「テストステロン」と「5αリダクターゼ」が結びつき「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換され、髪の毛の成長を阻害されることによって、ヘアサイクルが乱れて髪の毛のコシやハリが失われて弱くなってしまいます。

 

たとえば、ハリやコシがなくなり髪の毛を立ち上がらせてボリュームが出にくくなったと感じたら、髪の毛が弱くなっているかもしれません。

AGAチェック4.前頭部か頭頂部が薄くなってきた

前頭部や頭頂部には「5αリダクターゼ」が多く存在するので、男性ホルモンであるDHTがつくられやすくなります。

 

髪の毛の成長を抑制するDHTが前頭部・頭頂部で多くつくられると「アンドロゲンレセプター」と結びついて毛根への攻撃をはじめてしまい、コシやハリが失われて細く弱くなることで薄毛につながってしまうのです。

 

前頭部や頭頂部でDHTがつくられることが薄毛になるのではなく、男性ホルモンの受容体である「アンドロゲンレセプター」とどれくらい結びつきやすいかによって薄毛の現れ方に違いが出てくるのです。

AGAチェックリストで多く当てはまってしまったら?

AGAチェックリストで多く当てはまっているなと思ったら、AGAの可能性が高いということになります。

 

AGAは放置っておくと徐々に進行してしまうため、できるだけ早く発見して対策することが大切です。

 

自己判断で思い込むよりも、AGAかもしれないと思ったら早めに専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

AGAは遺伝的要因が高く、5αリダクターゼの量が多く、アンドロゲンレセプターがDHTと結びつきやすいと発症しやすいのです。

 

AGAになりやすい遺伝を受け継いでいたとしても、生活習慣の乱れにより頭皮環境が悪くなることでAGAにつながるということがわかっています。

 

治療によって進行を遅らせることも可能なので、遺伝だからと諦めずに、生活習慣を見直し AGA 対策を行うことで健康な髪の毛を守りましょう。

 

髪の毛にハリがなくなったり、ボリューム低下が気になり始めたら、早めに専門家に相談することをおすすめします。

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